このガイドでは、MPCスタンドアロンハードウェア*をDAWでワイヤレスリモートMIDIコントロール用に設定する手順を説明します。
*MPCスタンドアロンハードウェアには、MPC X、X SE、MPC Live、Live II、MPC One、One +、MPC Key 61、Key 37が含まれます。
概要:Akai Network MIDIドライバーは、もともとMPC XおよびLiveシリーズで Ableton Live Control を使用するために設計されましたが、他のDAWでもワイヤレスMIDIコントロールに使用できます。
MPCをAbleton Live Control専用に設定する方法の詳細については、こちら のガイドをご覧ください。(注: 英語版のガイドとなります。また、Live ControlモードはMPC Key 37およびMPC Key 61ではご利用いただけません)
1. Akai Network MIDIドライバーのインストール:
- inMusic Software Center から、お使いのMPC用のAkai Network MIDIドライバーをインストールしてください。ドライバーは「My Hardware 」タブにあります:
- インストールが完了したら、コンピュータを再起動してください。
- MPCの電源を入れてください。
- メニューを押し、歯車アイコンをタップして「Preferences」メニューを開きます。
- 「Wi-Fi」をタップしてWi-Fi設定を開きます。Wi-Fiがオンになっていることを確認し、ローカルワイヤレスネットワークに接続してください。または、USB-Ethernetアダプターを使用してMPCをネットワークに接続することもできます。その場合は、「Preferences」メニューから「Ethernet」を選択し、「Enable」オプションにチェックが入っていることを確認してください。
Akai Network Driverアプリケーションを開きます。
「Configured Remote Device」フィールドで、MPCのIPアドレスとシリアル番号を見つけて選択します。正しいユニットを選択していることを確認するには、Shiftキーを押しながら「Info」をタップすると、MPCのWi-Fiメニューでネットワーク情報を表示できます。
- それでもユニットのシリアル番号とIPが表示されない場合は、「Add a Device(デバイスの追加)」ボタンをクリックして、ユニットのIPアドレスを手動で入力してください。
- ユニットの設定が完了したら、「Rename a Selected Device(選択したデバイスの名前を変更)」ボタンを押して名前を変更できます。完了したら、Akai Network Driver アプリケーションを閉じて、Ableton Live を開きます。
- MPCで Menu > Preferences > MIDI / Sync を選択し、以下のように設定します:

- MAINモードに切り替え、新しいMIDIプログラムトラックを作成します:


- この例では、MPC 2 デスクトップソフトウェアを使用します。 Menu > Edit > Preference > MIDI / Sync と進み、以下のように設定してください:

- 新しいDrumまたはPrug-Inプログラムを作成すると、MPC が MIDI をリモートでトリガーするようになります。

DAWによって利用可能なポートの表示が異なる場合がありますが、DAWのMIDI設定で有効にする必要がある以下のポートをご確認ください。
- MIDI Device/Control Surface : Akai Force MPC
- MIDI Input/Output Device : Akai Network – MIDI
- MIDI Ports : Akai_Force_MPC InputおよびAkai_Force_MPC Outputのリモート
- MIDI Pluginトラックをロードし、トラックがAll PortsからMIDIを受信するように設定されていることを確認します。